マイニングで仮想通貨がもらえる?!
仮想通貨について理解を深めていくと「マイニング」という単語がでてきます。
仮想通貨には、日本円や米ドルのように通貨を管理する国や中央銀行が存在しません。
第三者がコンピュータのネットワークを利用して仮想通貨を管理する仕組みになっています。
この第三者による取引の承認および確認作業がマイニング(採掘)です。
今回はそのマイニングで仮想通貨がもらえる仕組みなどを紹介していきたいと思います。
マイニングとは?
仮想通貨の送金を行うと、その取引記録、通称トランザクションはすぐに他の人に伝えられますが、その段階ではまだブロックチェーンには保存されていません。
トランザクションは、ブロックチェーンの中に含まれて初めて、正式に取引記録として共有されます。
トランザクションを集めたものをブロックといい、沢山のブロックを繋いでいったものをブロックチェーンといいます。
マイニングは新しいブロックを、これまでのブロックチェーンに繋ぐ作業になります。
その作業を初めに繋いだ人にマイニング報酬として仮想通貨が支払われる仕組みになっています。
マイニングの2つの役割
マイニングには2つの役割があります。
役割①仮想通貨の新規発行
仮想通貨ではマイニングの作業を成功させた人に新しく発行した仮想通貨で報酬を支払うことになっています。
仮想通貨が新規に発行されるのはこのマイニング作業を成功させたときのみです。
よって、仮想通貨の新規発行という大きな役割を果たしているわけです。
ビットコインの総発行量は2140年までに2100万BTCとあらかじめ定められていますので、これからはより採掘が難しくなっていくと思われます。
役割②取引の承認
マイニングは、仮想通貨における取引を承認するというとても重要な役割もあります。
正しいと認められたデータが、書き換えられないようにしていくのがマイニング作業です。
ですので、一度マイニング作業が行われ、正しいと承認された取引は改ざんをすることができなくなります。
マイニングのやり方は3種類ある!
実はマイニングのやり方には3種類あります。
その3種類を紹介していきたいと思います。
①クラウドマイニング
マイニングをしている団体にお金を出して代わりにマイニングをしてもらい、その利益を自分が受け取るという形のマイニングの仕方をクラウドマイニングと言います。
つまりクラウドマイニングはマイニング企業への投資であり、自分では実際にマイニングを行うわけではありません。
ですので手軽にマイニングが行えて利益がでやすいのです。
ただしデメリットもあります。
クラウドマイニングは海外のマイニング企業に投資をするので、資金の持ち逃げリスク、倒産のリスクもあります。
そして、マイニングで得られた報酬は仮想通貨によって支払われるので、仮想通貨が暴落した場合には、利益が少なくなってしまう可能性もあります。
②プールマイニング
プールマイニングとは、グループで計算力を合わせてマイニングを行っていく仕方で、その集団のことを、マイニングプールと言います。
プールマイニングは、効率よくマイニングが行え、みんなで計算力を合わせてマイニングを行うことができるので、収入が安定しています。
ただし、プールマイニングは、大きな収入を得ることができません。
個人が大きな成功をしても分配になっているので、大きな収入も得られませんし、プールマイニングは、自分でマイニングを行っていくわけなので、マイニングに必要な機材を買ったり組み立てたり設定をしなければなりません。
③ソロマイニング
他の人と協力せずに自分ひとりでマイニングをすることをソロマイニングと言います。
自分ひとりで報酬を独り占めできるのが特徴で、運良くマイニングに頻繁に成功する日があれば、大きな報酬が得られます。
ただし、運が悪く、全然マイニング報酬が得られないという日もあります。
そして機材を揃える費用だったり手間がかかるのが難点です。